「コンテナ物語」を読んで「物を買うこと」について考えた #13
3月某日に博報堂が出している雑誌・広告の『流通』の号を本屋で見つけて、読んでみた。
流通って普段ほとんど意識しないけど、近年はAmazon初めネット通販の隆盛が激しいから結構気になってて。ヤマトの配送料の問題とかもあるし。
この雑誌の中の「輸送進化論」という項で、「コンテナ物語」という本が紹介されていて、気になったので買って読んでみた。
「コンテナを海上輸送に使うようになって、港湾で働く人や環境がどう変わったか?」
「安価でモノが大量輸送できるようになって、モノのグローバルな流通や人々の購買行動がどう変わったか」
といったことを書いた、日本では2007年初版の本なんだけどまあ〜面白くて。
港湾の状況だけじゃなく、製造業のグローバルな生産体制をもダイナミックに変えてしまっていて、それが自分たちの生活をどれだけ「豊かで便利な」ものにしているのか痛感した。
今後モノを買う時には、たまにコンテナのことを思い出すんだろうなぁ〜と思うし、読んでから実際、たまに考えたりしている。コンテナってあんな無機質なモノだけど、感謝しないとね。
ちなみにこの本、価格競争に勝つために、コンテナ船とそれに対応する港湾がどんどん巨大化していっている現状とか、今後どうなっていくんだろと思うことも少しあったけど、それはまた別の機会に。