女優と下北沢と『街の上で』 #11
今泉力哉監督の『街の上で』
公開2日目に観に行ってきた。
いきなり脇道。
元から99%以上1人で映画を観に行っている身からすると、ここ一年の映画館の20時までの開館時間の制限は一見合理的に見えて、むしろそれまでの上映に人が集まってしまっているような...
まあ慣れてしまっているのだけど、夜中のガラガラの上映が恋しい。
そんなこんなでこの映画。
今泉監督の映画は他の同規模の日本映画にはない力の抜け具合だと常々思っていて、恋愛の描き方も直接的な表現にあまり頼っていなくて。
あらすじは各種サイトに任せるとして、やっぱり言いたいのは女優陣を魅力的に撮るな〜ってこと。(主演の若葉竜也の受けの演技の素晴らしさは言うまでもなく)
大女優というよりはこれからの新進女優を魅力的に撮ることにかけては今泉監督はピカイチだと思う。『愛がなんだ』の岸井ゆきの然り。
1人選ぶのが難しいくらいだけどここでは城定イハ役の中田青渚に言及しておこうと思う。予告編にもある、主人公の荒川青と部屋で話すシーンがとにかく素晴らしい。男女の微妙な距離感というか、なんというか。
あのシーンを観に、もう一回映画館に行こうと思う。
舞台設定が下北沢ってのも印象的だなぁ。出てきたロケ地で行ったことあるのってトリウッドくらいだけど、今度下北沢プラプラ歩いてみようかな。古書店とか行ってみたい。
(パンフも買った。最近はパンフ買うペースも鈍ったな〜)
おまけ。
今調べたら『退屈な日々にさようならを』には松本まりか出てたのか。公開時に見たけど、正直内容ほとんど忘れてるから今度もう一回観よう。